道草日記

道草食ったっていいじゃないか。人生は途方に暮れるほど長いんだ。

五月祭教育フォーラムに参加した話

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こんばんは。

GWも終わり2週間が経とうとしています。

絶賛五月病な私ですが、今日は真面目な講演会に参加してきたので備忘録として所感をつらつらと書いていきたいと思います。

 

 

今日参加したのはこちら。

 

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五月祭教育フォーラムです。

これはROJEという学生主体のNPO法人が主催したイベントで

 

『"教育改革"のその先へ ~新時代に求められる人間像とは~』

 

というテーマで講演、パネルディスカッションを行っていました。

 

詳細↓↓

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【日時】 5月19日(日) 14:00~17:00 (3時間)
【場所】 東京大学 本郷キャンパス
【参加費】 無料

【登壇者】
隂山英男:陰山ラボ代表/一般財団法人基礎力財団理事長
工藤勇一:千代田区麹町中学校
鈴木寛東京大学教授/慶應義塾大学教授
中村伊知哉:慶應義塾大学教授
(五十音順・敬称略)

HP▷http://kyouikusaikou.jp/mayfes2019/
Twitterhttps://twitter.com/roje_mayfes

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さて、盛りだくさんな3時間だったのですが、一番印象に残ってるのは工藤先生の「当事者意識を持つこと」の重要性について。

 

手をかければかけるほど子供たちは自律できなくなり、自分が上手くいかないことを誰かのせいにするようになる。

 

「成績が伸びないのは先生の教え方が悪いからだ」というように。

 

そうではなく、「当事者意識を持つこと」「自分自身に責任を持つこと」が自律した人間になるために必要不可欠であるということ。

 

当たり前のことだけど、とても大事なことだと思う。

 

生徒に当事者意識を持たせるために、工藤先生が校長を務める麹町中学校では、"責任"と"権限"を与えているそうで。

 

具体的には、、

①体育祭で運動が得意な人、苦手な人で2分割して競技も決める。これも生徒たちが対話して自ら決定する。

②学校の購買を生徒たちが経営する。

などなど。

 

中学生がそこまで出来るのかと少し疑問が湧いたけれど、そう思っているのがそもそも偏見なのかもしれないと思えてきました。。

 

最後に工藤先生が今後の野望で「学校を社会に開く」と語っていました。

 

これ、まさに

私がやりたいことと一緒!!

 

学校ってすごく閉鎖的でお役所的なところがあるなぁってずっと思っていて。

 

もっと地域とか社会とかとつながって企業なんかも参入して色々やった方が子どもたちも社会とか大人に対して壁を感じないし、何より面白いんじゃないかな。

 

ぜひ、工藤先生にはモデルケースとして実現してほしいし、私もそういうことを今の仕事でやっていきたいなと改めて思いました、まる!!

 

ただ、工藤先生の野望では学校の施設(体育館、グラウンド、プール等)を民間のスポーツ団体とかに家賃取って解放する代わり、専門家を生徒の学びに呼び込むという話をしていて、

 

公立の、しかも義務教育の中学校で、学校独自でどういう風にやっていくのかは気になるところではあるかなぁ。

 

 

とまあ、簡単に述べてきたけれど

最後に感じたことは一つ。

 

「教育の必要性、必然性は今も昔も変わらない」

 

ということです。

 

大学から教育関係を学んで、今現在も曲がりなりにも教育に携わっている立場としては学びが多い1日でした。

 

最近すごく思うのは、学生に戻りたいなってこと。

 

仕事したくないとか、学生の方が楽だからとかそういう意味ではなく(いや少しあるけど笑)、

 

どんどん社会が変化していってICTやらSTEAM教育やら、私が中高生の頃はなかった学びを今の中高生は出来るのがとても羨ましい!

 

あとは、大学生の頃に変に斜に構えてて学祭とか全然参加してなかったけど、五月祭の活気とかROJEの活動してる学生さんを見て

 

「あぁ、もっと大学生楽しめばよかったな。色んな団体とかの活動してみたり、夕暮れの出店でタピオカドリンクの値引きを大声で叫んだりすればよかった。」

 

ってセンチメンタルな気分になってしまった。いかんいかん。

 

そんなことを言ってる間にも時間は過ぎ明日が来て、また1週間仕事をするんだ。

 

 

 

ふう。明日からも頑張ろう。