クラウドファンディング乞食がひどすぎる話
「クラウドファンディング」って最近よく耳にするようになりましたね。
私の周りでもクラウドファンディングを行なって資金集めしてる人がちらほらいるんですけど、よくよく見てみると「これっていいのか?」とちょっと疑問に思うことがあってモヤモヤしてるという話をしていきます。
そもそもクラウドファンディングって何だ?って話ですけど、
「プロジェクトのための資金を調達できない個人・団体が、ソーシャルメディアをはじめインターネット上で企画内容と必要な金額を提示し、広く支援を呼びかける手法。」出典: デジタル大辞泉
とありました。
なるほど、新規事業を起こしたいけど資金が足りないNPO団体などが利用できそうな感じですね。
私のイメージ的にも、
「社会貢献したいけどビジネスとしてなかなか難しいので賛同者を募りたい」
だったり、
「新しい商品開発したいけど製品を作るための資金が足りないので投資してほしい」
など、ビジネスとか公共とかの場面で使われるものという認識でした。
ところが、引用中の"プロジェクト"にあたる部分が些か私的すぎるのでは??と思うものがちらほら見受けられたので一部紹介したいと思います。
《事例1》
将来日本を変えます。その為に支援お願いします。私は現在、起業家を目指す学生です! 起業準備のため学生でありながら、現在地方から東京へでてきました。 貯金もないので生活費を自分で稼ぎつつ、なんとか生活しています。しかしそんな中、パソコンが限界に…
要は新しくパソコン買うためにみなさん出資してくださいという感じですね。
起業のための資金集めはクラウドファンディングっぽい使い方かなと思うけれど、個人のパソコン買う費用のためにわざわざ投資しますかね?
仮に将来の日本を変えてくれる若者を全面的に信用して出資したとして、次がひどい。
リターンが「肩たたき券」。
どういうこと??
そもそもクラウドファンディングって不特定多数に呼びかけるもので、もちろん見ず知らずの人が共感して出資することもあるわけで。
肩たたき券がリターンだとすると、実際に会わないと出資に対する報酬ってもらえないじゃないですか。
初対面の人に肩たたきしたい、あるいはしてほしいなんて人なかなかいないと思うのは私だけですかね…。
この支援を募集した方もそうだったと仮定すると、知り合いに向けた呼びかけであり、完全に内輪での話になっちゃいますね。
そうなると、もう個人的に友だちに頼めば良いのでは?ってことになってクラウドファンディングの意味があるのかという疑問が残ります。モヤモヤ
とはいえ、これは募集してる方が初対面でも肩たたきを是非したい!私は肩たたきのプロだ!という話であれば、そうなんだーくらいで収まる話かなとも思います。
もっとひどいのが次です。
《事例2》
最近筋トレに興味関心を持ち筋トレを始めた筋トレバリバリ初心者のトレーニーです!基本的にヨガマットを敷いてプランクなどをやって体をいじめいるのですが、それでは物足りないのでゴールドジムに通いたいです。今回はそのゴールドジムに通うための費用を募りたいと思います。自分史上最高のBODYに本気でしていきたいので支援のほどよろしくお願いします。
もうこれは完全に「乞食」!!
社会貢献度が0を振り切ってマイナスになってます。
なんで自分の趣味の為の費用を他人に依存しようとしているの??ねえ、なんで??
落ち着け、リターンで支援者にかなりのメリットがあるのかもしれない…
リターン=自分のBODYが変わっていく経過をSNSで毎日共有
メリット皆無!!!
びっくりするくらい自分勝手ですね。乞食中の乞食じゃないですか…
こういう人がちらほらいるせいで、ちゃんとした"プロジェクト"をしていきたい人たちも含めてクラウドファンディングのイメージが下がってしまうような気がします。。
とにかく、私が言いたいのはクラウドファンディングがダメとかじゃなくて
クラウドファンディング乞食、
ダメ、絶対。
〜余談〜
記事によって語尾がである調だったり、ですます調になったりと統一感がなくて申し訳ないですが、完全にその時の気分で変えているのであしからず…